Newsletter Volume 39, Number 6, 2024
はじめに
2024年も残すところあとわずかとなりました.今年も数多くの出来事があり,50-50,初老ジャパン,新紙幣など,今年の出来事を反映するさまざまなことばが話題となりました.また,科学分野においてはノーベル賞で化学賞と物理学賞のいずれもAI分野の受賞となり,AIの社会への影響の大きさをますます感じました.一方で,自然災害など困難な出来事もありました.被災された方々には心よりお見舞い申し上げます.本当にいろいろなことがあった一年でしたが,来年はどのような一年になるでしょうか.皆様にとってよい一年になることを願っております.
今年もニュースレターをご愛読いただきありがとうございました.これからもいろいろな情報発信をしてまいりますので,引き続きご支援,ご協力のほどよろしくお願い申し上げます.(T.I.)
動態研究に取り組むNEW POWER
ヒト薬物動態予測手法の開発を通じて創薬に貢献する
田辺三菱製薬株式会社 薬物動態研究所
吉田光佐
田辺三菱製薬株式会社,薬物動態研究所の吉田光佐と申します.この度は貴重な執筆の機会を頂き,ニュースレター編集委員の先生方に厚く御礼申し上げます.私は,京都薬科大学大学院修士課程を修了後,2009年に同社に入社し,企業の薬物動態研究に従事して16年目になります.これまでの企業研究において,ヒト薬物動態予測手法の開発を通じて社内プロジェクトの推進に貢献してきました.これまでの業務内容を振り返りながら,ご紹介させて頂きたいと思います.・・・(続きはNLホームページへ/会員専用)
学会 道しるべ
26th North American ISSX and 39th JSSX Meetingに参加して
金沢大学医薬保健研究域薬学系 分子薬物治療学研究室
山口有紀子
この度は,2024年度若手研究者海外発表支援事業に採択していただき,誠にありがとうございました.日本薬物動態学会会長の加藤将夫先生をはじめ,選考委員会の先生方に厚く御礼申し上げます.私は2024年9月15日~18日に行われた26th NAISSX/39th JSSXに参加し,「Optimization of linker sequence of aminopeptidase A-Fc fusion proteins in pharmacokinetics and antihypertensive effect」という題目でポスター発表を行いました.Aminopeptidase A(APA)の組換えタンパク質(rhAPA)は高分子であるため,胎盤移行性が低い降圧モダリティとして期待できます.rhAPAとFcドメインとの融合配列を最適化し,その体内動態と薬理活性を評価しました.・・・(続きはNLホームページへ)
2024年度若手研究者海外発表支援を受けて
名古屋市立大学大学院薬学研究科 薬物動態制御学分野
松井快人
2024年9月15-18日,米国ハワイ州ホノルルにて26th NAISSX/39th JSSX Meetingが開催されました.この度私は,2024年度若手研究者海外発表支援事業にご採用いただき,本学会に参加いたしました.選考から支援にあたり,日本薬物動態学会会長の加藤将夫先生,国際化推進員会委員長の中島美紀先生をはじめ,選考委員会の先生方に厚く御礼申し上げます.今回の学会参加は,私にとって初めての海外での発表となり,また初の海外訪問でもありました.様々な新たな経験を積むことができ,非常に貴重な機会となりました.この経験について,少しでも皆さまに共有できれば幸いです.・・・(続きはNLホームページへ)
26th North American ISSX and 39th JSSX Meetingに参加して
北里大学大学院薬学研究科 薬剤学教室
深田翔太
この度は,2024年度若手研究者海外発表支援事業に採択していただき,誠にありがとうございました.日本薬物動態学会会長の加藤将夫先生をはじめ,選考委員会の先生方に厚く御礼申し上げます.私は2024年9月15日~18日に行われた26th NAISSX/39th JSSXに参加し,「ESTABLISHMENT OF A NOVEL IN VITRO ASSAY SYSTEM WITH CRYPT-DERIVED DIFFERENTIATED INTESTINAL CELLS TO EVALUATE DRUG-INDUCED GASTROINTESTINAL TOXICITY CAUSED BY THE DISRUPTION OF MUCUS LAYER」という題目でポスター発表を行いました.本学会を参加したことで,私が経験したことや感じたことを少しでも読者の皆様にお伝えできれば幸いです.・・・(続きはNLホームページへ)
26th North American ISSX and 39th JSSX Meetingに参加して
富山大学 学術研究部 薬学・和漢系 薬剤学研究室
大小原清貴
2024年9月15日~18日,米国ハワイ州ホノルルにて日本薬物動態学会第39回年会/26th North American ISSX Meeting(日米合同薬物動態学会)が開催されました.このたび私は,日本薬物動態学会の2024年度若手研究者海外発表支援事業にご採択いただき,その支援を受けて本学会に参加することが出来ました.選考に際して,日本薬物動態学会会長の加藤将夫先生,国際化推進委員会委員長の中島美紀先生をはじめ,選考委員会の先生方に厚く御礼申し上げます.
本学術集会において私は,「Effect of lipopolysaccharide on P-glycoprotein at the inner blood-retinal barrier in vivo」の演題にてポスター発表を行いました.・・・(続きはNLホームページへ)
26th North American ISSX and 39th JSSX Meetingに参加して
金沢大学 医薬保健学総合研究科 創薬科学専攻 薬物代謝安全性学研究室
長岡茉唯
この度は,2024年度若手研究者海外発表支援事業に採択していただき,誠にありがとうございました.選考にあたり,日本薬物動態学会会長の加藤将夫先生,国際化推進委員会委員長の中島美紀先生をはじめ,選考委員会の先生方に厚く御礼申し上げます.
2024年9月15日から18日まで米国ハワイ州ホノルルにて開催された26th North American ISSX and 39th JSSX Meetingに参加し,「Mechanism by which AADAC regulates hepatic lipid level in vivo」の題目でポスター発表を行いました.・・・(続きはNLホームページへ)
26th North American ISSX and 39th JSSX Meetingに参加して
中外製薬株式会社 医科学薬理部
望月達貴
私は2024年9月15-18日に米国ハワイ州ホノルルにて開催された26th North American ISSX and 39th JSSX Meetingに,日本薬物動態学会の若手研究者海外発表支援事業のご支援のもとで参加いたしました.この度は本事業にご採択いただき,日本薬物動態学会会長の加藤将夫先生をはじめ,選考委員会の先生方に厚く御礼申し上げます.
私は本学会において”QUANTITATIVE PREDICTION OF P-GP/CYP3A SUBSTRATE DRUG ABSORPTION IN HUMANS USING A MONOLAYER MODEL DERIVED FROM INTESTINAL ORGANOIDS”というタイトルにてポスター発表を行いました.・・・(続きはNLホームページへ)