日本薬物動態学会第27回年会(千葉)                 jssxlogo
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年会長挨拶 

日本薬物動態学会第27回年会
年会長 千葉 寛
(千葉大学大学院薬学研究院遺伝子薬物学講座)

千葉年会長


日本薬物動態学会第27回年会を開催するにあたって  

 この度、日本薬物動態学会第27回年会を平成24年11月20日(火)〜 22 日(木)の3 日間、タワーホール船堀において開催させていただくこ とになりました。  

 薬物動態学は、日本が世界をリードしてきた重要な学問領域の一つであ り、医薬品の創製と薬物療法の進歩に大きな貢献を果たしてきました。こ のような背景と今後の薬物動態学のさらなる発展を願って、本年会のテー マは「創薬と薬物治療を推進する薬物動態研究の進歩」といたしました。  

 本年会では、創薬、薬物代謝酵素、トランスポーター、医療、規制科学などをテーマに、特別講演2、シ ンポジウム4、ラウンドテーブル2、フォーラム1 を企画いたしました。一般講演の演題としては、270 題 の応募をいただき、90 演題が口頭発表、168 演題がポスターとして発表されます。これらに加え、一般演 題から演者を募る「薬物動態研究の進歩-2012」と題した公募シンポジウムを、今回新たな企画として立ち 上げました。おかげさまで多数の応募を頂き、12演題が公募シンポジウムで発表されることになりました。 従来のシンポジウムの課題にとらわれないユニークな演題が集まったと思いますので、薬物動態研究の進歩 に向けた活発な議論をお願いしたいと思います。また、本年会では、従来の懇親会に加え、学生会員を対象 としたミキサーを企画いたしました。学生会員の方は是非この機会を活用して、若い研究者同士、コミュニ ケーションの輪を広げていただければと思います。  

 薬物動態学会年会が英語化されて今年は9年目に当たります。最初は抄録の英語化から始まり、現在では 特別講演から一般講演に至るまで発表は原則英語に統一されています。本年会もこれまでどおり口頭発表は 原則英語で行います。年会の英語化が定着し、海外からの年会参加者も年々増加しております。英語の発表 に加えて、英語の討議についても、活発な質疑応答をお願いしたいと思います。

 最後に、本年会が、薬物動態学を基盤とした創薬と薬物治療の益々の発展のための有意義な会となること を期待して、開催のご挨拶とさせていただきます。

日本薬物動態学会第27回年会 年会長
千葉 寛



(C) 2012 日本薬物動態学会