日本薬物動態学会 第26回ワークショップ

日時: 2012年4月22日(日)(14:00-17:00),23日(月)(9:00-17:30)
会場: 慶応大学薬学部(東京都港区芝公園1-5-30)
主題: 医薬品の創薬開発をサポートする相互作用研究 〜珠玉の作品集〜

  • アカデミアおよび当局サイドからの包括的な講演の後、企業研究者を多数招き、社内事例を できるだけ多く含む講演を行って頂きます。
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  • 参加申し込みはこちら 締め切りました。

日本薬物動態学会第26回ワークショップ開催にあたって English

Moriwaki

 

 

代表世話人 
森脇俊哉
(武田薬品工業株式会社 薬物動態研究所)

 2012年4月22日(日)と23日(月)の両日、第26回日本薬物動態学会ワークショップを慶応義塾大学薬学部にて開催いたします。今回のテーマは、「医薬品の創薬開発をサポートする相互作用研究〜珠玉の作品集〜」です。「珠玉の作品集」というサブタイトルを採用したのは、本会が相互作用研究のthe best of the bestになるのではないかとの思いからです。
 一昨年、薬物動態学会で行った企業向けアンケート結果によりますと、ワークショップで取り上げて欲しい話題として、薬物間相互作用が上位に位置していました。そこで、昨年、研究活動を行っている製薬企業にアンケートを実施し、それぞれの会社で有している薬物間相互作用に関する研究成果の中で社外発表が可能な内容を挙げていただき、今回のプログラム作成の一助としました。その際に皆様にお願いしたことは、泥臭くても良いので、企業研究の実態が生々しく映し出されているもの、特に社内事例を出来るだけ多く含む演題を提案することです。その結果、創薬から臨床までカバーする、実に10演題もの企業研究の自信作を集めることが出来ました。この場を借りて皆様にお礼を申し上げます。
 また、企業セッションに入る前に、東京大学医学部附属病院の樋坂先生と東京大学の杉山先生をお招きし、CYPおよびトランスポーターに関する基調講演をいただくこととしました。さらに、日本病院薬剤師会の堀内先生には、特別講演として承認審査からみた相互作用研究の問題点についてご講演いただきます。これらの講演の中では多くの行政情報を盛り込んでいただくこととなっており、先のアンケートで最もニーズの高かったレギュレーション関連についてもカバーする予定です。
  このように、今回このワークショップは企業研究者の実務上の情報および意見交換の場となるよう設定しました。正に、企業研究者による企業研究者のための会にしたいと思います。そのためには皆様の積極的な議論への参加が必須です。今回も懇親会付きの会となっておりますので、会場での質疑応答が不足した場合でも懇親会で大いに議論が可能です。
 世界を代表する先生方のご講演をプレリュードとして、各企業のベストプラクティスをフーガとして集めた本会は、相互作用研究の完全保存版と言えます。これに参加者全員が議論という形でハーモニーを織り成し、皆様それぞれの「珠玉の作品集」に仕上げていただければ幸いです。

 

 


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