Newsletter Volume 30, Number 2, 2015

Newsletter Volume 30, Number 2, 2015

はじめに

 日本薬物動態学会 ニュースレター(JSSX NEWSLETTER)は,薬物動態という学問分野に関連した有意義な情報や会員へのお知らせを,冊子体およびメールマガジンにて発信しています.薬物動態の先駆者である偉大な研究者や,現役の研究者からのメッセージ,あるいは薬物動態研究の方法論の解説など,内容は多岐にわたります.「電車の中でも読め,ためになる」ことを目指して連載が始まったニュースレターです.きっとご堪能いただけると確信します.

 ニュースレターの全文は,平成25年2月1日より,会員専用ページに掲載されており,メールマガジンからも直接専用ホームページにリンクしています.ログイン後,会員専用ページメニューからアクセスしてご取得下さい.また,一部の内容は,非会員もアクセス可能となっております.知識や情報の整理にご活用下さい.

特集記事のご紹介

若者へのメッセージ

 このコーナーは,研究の第一線を退かれた先生方が,現役時代どの様なことを考え研究を進められたのか,創薬研究の最前線はどうであったか,学会の運営にどの様にあたってこられたか等,後進に語りかけて頂ける様なシリーズを設けたいと思い「若者へのメッセージ」を企画したものです.若者とは若手研究者の事ではなく,メッセージを送る側から見た若者であり,年齢とは関係はありません.先達のメッセージから,ブレイクスルーのヒントが得られればと願っています.

トピックス

 第23巻第6号(2008年)に開始した本記事は,電子メール版においても継続いたします.医薬品等の研究開発,品質・非臨床・臨床・市販後を通しての新しい試験や評価の方法を中心に,MHLW(厚生労働省),FDA(米国食品医薬品庁),EMA(欧州医薬品庁)の3極規制当局およびICH等の国際的な最新規制情報を紹介していただきます.本記事を通して,医薬品等の品質・安全性・有効性について科学的視点からの適切な判断を下すための最新の指針に精通していただき,会員各位の業務に有効にお役立ていただければ幸いです.

Researcher Spotlight

 このコーナーでは,大学,企業,医療機関等で精力的に活躍されている先生方に登場いただき,御自身の研究・仕事への想い,教育・人材育成の考え方,将来展望や学会への期待などを述べていただきます.「Spotlight」を浴びながらの自由闊達な自論展開にどうぞご期待下さい.

NEW FACE – NEW POWER

 「NEW FACE – NEW POWER」では,産学問わず今後の活躍が大いに期待される新任・若手の先生に御登場いただくことで,会員の皆様に広く先生を知っていただく機会とするとともに,新たな活力・刺激を本会にもたらすことを趣旨としています.そこで執筆いただく先生には,これまでの御略歴を含めて自己紹介をしていただくとともに,御自身の研究の展望や本会・本分野への期待・提言などを忌憚なく積極的に綴っていただくことをお願いしております.御登場いただく先生方はいずれも薬物動態学の将来を担う希望の星と期待されます.本コーナーが,本会において『新たな若いPOWERを全体で育んでいく風土』を醸成し,新旧会員の相互発展の一助となることを大いに期待しています.自薦・他薦問いませんので,是非本コーナーでの執筆希望を編集委員までお寄せください.

アドメサークル 日本の薬物動態研究組織

 「アドメサークル 日本の薬物動態研究組織」は,企業または教育・研究・医療機関において動態関連の組織の立ち上げに関与した先生,あるいは主導的な立場でご活躍された先生方にご寄稿いただき,薬物動態学会として,そのご経験を共有することを趣旨とした記事を連載しております.単なる研究概要の紹介にとどまらず,研究に至った経緯や,その達成のためのエッセンスをご執筆いただいております.本記事が,会員の皆様にとって研究遂行のためのヒントとなれば幸いです.

学会道しるべ

 「学会 道しるべ」では,薬物動態という枠組みにとらわれず,日本薬物動態学会の会員にとって役に立つと思われる学術集会を取り上げ,それらの予告または集会の内容や雰囲気などを報告していただくことを目的としています.薬物動態研究者は,産学のいずれにおいても,単なる薬物の動態の枠組みを超えて,薬効評価や病態解析など多方面において活躍されていることと思います.そのような状況の中で,会員諸氏にとって役に立つような学術集会を紹介できるコーナーを目指しています.会員のみなさまから興味のある学術集会についての情報をお知らせいただければ,このコーナーで取り上げるつもりですので,ぜひお寄せください.