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DMPKとは

Drug Metabolism and Pharmacokinetics (DMPK) は日本薬物動態学会(JSSX)が発行する英文誌であり、医薬品を含む生体異物についての体内動態、代謝、トランスポーター、DDS、臨床薬理、分析、遺伝子発現、薬理遺伝学などに関する基礎・応用研究のうち、オリジナリティーの高い論文を掲載しています。本誌は、1985年の日本薬物動態学会創設以来刊行されてきた「薬物動態」を前身としており、研究成果を積極的に日本から海外に向けて発信すべく英文誌化に向けた検討を重ね、インパクトの高い学術雑誌を目指して、2002年から英文誌Drug Metabolism and Pharmacokinetics (DMPK) としてリニューアルスタートし、今日に至っています。投稿形式としてはRegular Articles, Notes, Short Communications, SNP CommunicationsおよびReview の5分野を採用しています。

DMPK誌の特徴は、第一に、医薬品を含む生体異物についての体内動態、その体内動態に大きく影響を及ぼす因子である代謝酵素やトランスポーターなどについて、基礎、応用の両研究面から新規性の高い論文を掲載していることが挙げられます。第二に、薬物動態に関連した創薬についての研究成果を積極的に掲載するユニークな学術雑誌であることです。第三に、SNP Communicationsは他の学術雑誌に見られない形式のものであり、薬物動態に関連する酵素やトランスポーター、並びにそれらの制御に関連する生体内因子をコードする遺伝子の新SNP情報とその機能解析に関する速報的発表の場として、海外からも大きな注目を集めていることです。

こうした本誌の特色を全世界にアピールし、知識を広く共有すべく、2003年8月からはJ-Stageでの電子ジャーナル化を開始しました(アクセス件数は1ヶ月約1万件、ダウンロード約4000件)。2004年11月からは、PubMedにAbstractが収載され、現在では、全世界の研究者がPubMedを通してJ-stageでDMPKの全文閲覧が可能となっています。2005年には、ISI社へのImpact Factorの申請を行い、2006年4月より、ScholarOne社の電子投稿および電子査読のシステムを導入するなど、積極的に国際化を推し進めています。2015年1月からは、エルゼビアのオンライン・ジャーナルへ移行し、2016年1月からは完全電子化されました。

DMPKの閲覧方法については、こちらを参照して下さい(日本薬物動態学会会員は、無料で閲覧することができます)。

DMPKでは2008年より毎年、特集号(Theme Issues)を組んでいます。Theme Issuesでは、その時代に注目される研究テーマを扱った投稿論文をまとめて掲載することにより、その内容を一度に深く理解することができます。これまでの特集号はこちらをご覧ください。