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第2代DMPK編集委員長挨拶(千葉 寛)

千葉大学大学院薬学研究院 千葉 寛

この度、林 正弘教授の後任として、Drug Metabolism & Pharmacokinetics (DMPK) の編集委員長をつとめさせて頂くことになりました。

DMPKは2002年に日本薬物動態学会の学会誌である「薬物動態」を引き継ぐ形で創刊され、以来、4年間にわたり、表紙のデザインから始まり現在に至るまで、林先生が編集委員長として辣腕をふるわれ、英文誌としての現在の姿を作り上げられました。この後を引き継ぐ者として、大きな責任を感じるとともに、DMPKのさらなる成長と発展を図るために精一杯努力して参りたいと思っております。

現在、医薬品の世界におけるグローバル化は急速に進展し、英語でのコミュニケーションが当たり前に要求されるようになってきました。私に与えられた課題はDMPKを国際的に認知された薬物動態領域の専門誌とするための基盤を作ることであると考えております。林前編集委員長と小委員会のご尽力によりDMPKはPubMedに掲載されるようになり、さらにimpact factor 取得のための手続きも終了し、現在は電子投稿システムが試行段階まできております。

私の当面の仕事はこの電子投稿システムを軌道に乗せること、そして海外からの投稿を増やすことであると考えています。そのためには、韓国、台湾、シンガポール、オーストラリアなど、投稿が期待できるAsia Pacific 地域からAssociate Editorを可能な限り迎え入れるとともに、機会あるごとにDMPKの存在を国際学会等で積極的にアピールすることにより、認知度を上げていくことが必要であると思っております。

また、積極的に会員の皆様のご意見を聞き、DMPKをより身近に感じられるような雑誌にすることも、私の重要な責務と考えております。林前編集委員長がよく言われていた「DMPKを愛してください」という言葉をよく思い出します。国際的に認知され、しかも会員に身近に感じられる英文誌を目指して、編集委員一同、一層の努力をしていく所存ですので、会員の皆様のご指導ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。