Newsletter Volume 36, Number 3, 2021
はじめに
私事で恐縮なのですが,妻が数年前に「野鳥の会」に入会したことを機に,私自身も自然と鳥に関する興味と知識(浅い…)が身に付いてきました.街中でよく見かけるカラスには主に2種類いて,全身が真っ黒でガー,ガーと鳴くのは「ハシボソガラス」,もう1種類は,少し青みがかった体で地面をピョンピョンと歩き,上空ではカアカアと高らかに鳴く「ハシブトガラス」.これまで気にも留めなかった普段の光景が,また違って見えてくる楽しみを感じています.最近は,近くの河川敷から聞こえてくるオオヨシキリ(スズメより少しだけ大きい夏鳥です)の鳴き声で目を覚ます朝が増えてきました.「行々子(オオヨシキリ)口から先に生まれたか」は小林一茶が詠んだ一句ですが,まさに言い得て妙!時折やかましく囀る「ギョギョシ,ギョギョシ」という特徴的な鳴き声と共に,日増しに本格的な夏の到来を感じている今日この頃です.ニュースレターの配信記事は,皆様からのご寄稿で成り立っております.今後とも執筆のご協力を,何卒よろしくお願いいたします.今号のニュースレターも,大変読み応えのある内容となっております.是非ご一読ください!(K.T.)
特集記事のご紹介
NEW FACE – NEW POWER
「NEW FACE – NEW POWER」では,産学問わず今後の活躍が大いに期待される新任・若手の先生に御登場いただくことで,会員の皆様に広く先生を知っていただく機会とするとともに,新たな活力・刺激を本会にもたらすことを趣旨としています.そこで執筆いただく先生には,これまでの御略歴を含めて自己紹介をしていただくとともに,御自身の研究の展望や本会・本分野への期待・提言などを忌憚なく積極的に綴っていただくことをお願いしております.御登場いただく先生方はいずれも薬物動態学の将来を担う希望の星と期待されます.本コーナーが,本会において『新たな若いPOWERを全体で育んでいく風土』を醸成し,新旧会員の相互発展の一助となることを大いに期待しています.自薦・他薦問いませんので,是非本コーナーでの執筆希望を編集委員までお寄せください.